つぶれかけていた店が元気になる、競争に明け暮れていた会社がお客さんから愛される会社に変わる。
こうした瞬間に立ち会えることは私にとって何にも代えがたい喜びですし、苦境にあった店や会社がその後愛され繁盛していく様子を見ると、本当はそれだけのポテンシャルを持っていたお店・会社だったんだということを痛感します。

一方で、「今の時代、商売を続けるのは難しい」「うちの会社はもう厳しいです」という声を聞く機会も少なくありません。
しかし私はそんな店や会社が、驚くべき変容を遂げ、持っていたポテンシャルを見事に開花させていった例を、「ワクワク系マーケティング実践会」を主宰してきたこの25年間、本当にたくさん見て来ました。

こうした劇的に変化していく人たちを見ていて、私は「商売って素晴らしい」と痛感するとともに、「今苦しんでいる人たちは、自分たちが開花する考え方・やり方を知らないだけだ」と確信しました。

そこで今回、11年振りに単行本を書きました。

そして、その新刊予約が全国で始まるのを機に、この「お祭り」を企画しました。
新刊の予約に連動して、全国の書店さんに、感謝とエールを届けよう！というものです。

この企画の背景には、こんな物語があります。

今回の新刊に、多く事例が載っている地方の卸問屋さんがあります。同社の後継者は、会社の行く先を深く案じていました。
そんなとき、地元の商売仲間である書店の店長から薦められたのが一冊の本。拙著『「顧客消滅」時代のマーケティング』（2021年刊）でした。

その本を読み、「これだ！」と確信した彼。早速実践会に入会、学びと実践をスタートさせ、ほんの３年で圧倒的な結果を出すに至りました。
彼自身の人生と、会社の未来が変わったのです。

この「人の人生と会社の未来」を変えたきっかけは、まさに書店と本。
これはまさに、「書店」という商売の持つポテンシャル！
今回の「お祭り」では、そんな書店さんに感謝とエールを届けたいと思います。